間食、夜食をやめる

 1日2食を実践するにあたって最低限守るべきなのが、間食、夜食をやめることだ。

 だいじなのは、1日に食べる量を減らすということであり、その方法が1日2食なのである。食事の回数が減ったのがさびしいといって間食をとってしまっては、結局1日3食と同じことになって、やる意味がない。
 それどころか間食に食べるようなものは、だいたいが体に悪いものと相場が決まっている。誰も間食におかゆなど食べる人はいまい。砂糖と油たっぷりの洋菓子にコーヒーといったところではないか。

 特に、絶対にやめるべきなのが夜食である。
 夜食を食べてから寝ると、脳が睡眠に入っても胃腸は働き続けるため安眠ができず、翌日に疲れを残すことになる。
 では就寝の何時間前に食事をすると、夜食となるのか。
 3時間前である。したがって夜12時に寝る人は、9時までに晩ごはんを済ますことだ。帰宅時間が遅くなったときなど、どうしてもムリなら、2時間前が限界。そのときは消化のよいものを食べるようにする。2時間前もムリなら、晩ごはんは抜いてしまったほうが食べるよりよほど体によい。

 ちなみに深夜まで勉強や仕事をするときに夜食をとる習慣があるが、間違いである。食べないほうが眠気が襲ってこず、はるかに能率が上がる。


2章 疲れをとるには水を飲む